“素直さ”が持つ力
現在、市内各高校課題実考の真っ最中です。東進明野校でも昨日今日、講座を受講に来るというよりもテスト勉強のために来訪する生徒で一杯です。自習室にこもってひたすら自分のための勉強に励む生徒、友達に質問をする生徒等など…。いつもの試験直前の光景が繰り広げられています。
しかし、そんな中、一人だけ偉才を放つ生徒を発見しました。Ⅰ田高校2年のYF君です。彼は昨年11月に舞鶴校のYM君の影響を受けて志望校が確定した生徒です。
先程の面談で
「志望大学は?」という問に対して
ハッキリと「東京大学文科Ⅰ類です。」と答え、
「行ってどうする?」という問に対して
「日本とオーストラリアの架け橋となる
国際弁護士になりたい。」と答え、
それに続いて
「その為にもこれから何を目指したらいいですか?」と切り替えし、
「当分はセンター同日で600点を目指せ!」と私が言うと
「その為には何時までに
何をどれくらいやればいいですか?」と聞いてきました。
思わず私も高3で到達すべき講座を示し、そこから逆算して2年間分のロードマップを提案しました。
すると「わかりました。」と一言。
「今月中にセンター英熟語750と
センターレベルの英語の講座を修了します。」と
自分で約束していきました。
実に素直です
もともと鼻っ柱の強い性格の彼ですが、目標が定まって方法論が確定するとこうも変わるものなのです。その後目標設定用紙をしっかり記入していったことは言うまでもないでしょう。
そんな彼を心から応援してあげたいと思った瞬間でした。
「応援される人間に育てる」
一見途方もなく難しく思えることですが、こんな些細な会話から始まることもあるのですね。目標を定めるということの大切さをあらためて感じた面談の一コマでした。
高校部 森迫 哲也